(黒バス×結界師)青峰の屋上さぼり仲間は、結界師!?
第3章 笑って
青「お……お……い…おい!……おい!!」
光「……なんだよ、うっせえな」
目をこすりながら起き上る光。
だが、そんなことお構いなしに青峰は光を持ち上げると
青「んじゃ、行くぞ」
と言って屋上から出た。
光「ちょっちょっちょ!何処行くの!?」
青「何処って、体育館だろ?」
何言ってんだこいつ。というような目で見てくる。
そんな目で見るなよ。
光「行かないって!」
青「いや、お前が行かねーと俺が困る」
光「なぜ?」
青「赤司が練習5倍って」
光「それは、ご愁傷様」
青「お前が逃げなければいい話だ」
光「残念だけど、逃げるよ」
グッと、押して逃げようともがくが……
光「いっ」
実は昨日、良守にを守るために結界を掛けるとき自分の方に飛んできた攻撃を無視して
掛けたために、もろにくらってしまったのだ。
なので、抵抗したいが出来ず……
青「どうした?抵抗しねーのか」
不思議な顔で聞かれてしまった。
光「面倒くさいからいいや」
咄嗟の言訳をしてみると、
青「なんだそれ。意味分かんねえ」
と言われてしまった。だが、それ以上何も聞かれなかったので、ホッと胸をなでおろす。
青「赤司ー。連れてきたぞー」
赤「ご苦労だったな。では、光青峰と1on1しろ」
いきなりですか!?なんなんですか!?
かといって、逃げ切れる自信もねえ!
どうすりゃあいいんだ!?
くっそー。お母さんが、悪徳業者赤司に騙されてサインなんてしなければ!
青「どうしたー?早くやろーぜ!」
キラキラッと輝くばかりの笑顔を見せてくる。
バスケ好きなんだな。バスケバカなんだな。
あーくそー。私は帰って寝た……修業したいんだからな!
青「俺からでいいか?お前からのほうがいい?」
光「あーもう!どっちでもいい!」
青「なっ。なんで怒ってるんだよ。じゃあ、俺からな」
青峰がそう言って、1on1が始まった。