(黒バス×結界師)青峰の屋上さぼり仲間は、結界師!?
第2章 お父さん
光「行ってきまーす」
母「行ってらっしゃい」
母親に見送られながら、玄関を出る。
光「夕尾!行くよ」
夕「はーい。今日も早いね」
光「そうかなあ?」
学校に向かって走りながら喋る。
夕「そうだよ。桜坂家の妖犬ずっとやってるけど、その中で一番早いよ」
光「まあ、用心に越したことないよ。よっと」
校門を手をついて超えると、光の雰囲気が変わった。
結界を張って、屋上の全体が見れる場所に着くと其処で止まる。
夕「座ったら?まだ妖来そうにないし」
光「すぐ、動けるから」
そういうと、光は立ったまま動かない。
その声は、平坦で無機質な声だった。
数分後、時音が来て、その数分後に良守が来た。
いつもの言い合いをしていたが、光の耳には入っていなかった。
その時、いつものあの感覚がこの学校にいる3人に駆け巡る。
光「来た」
夕「そうだね」