(黒バス×結界師)青峰の屋上さぼり仲間は、結界師!?
第2章 お父さん
でも、本当に修業しないといけないのだ。
彼女の父親は、夜の仕事で亡くなっている。
そのことに対して彼女は追い目を感じているのだ。
”自分がもっと強くて、一緒に仕事に行けてたらお父さんは死ななかったのではないか”
と……だから、
”もう、絶対誰もあの場所で傷つけさせない”
と、父親が死んだ日に約束したのだ。父の墓の前で。
そのことを主張するが、
光「修業ができないんだけど」
母「光方はもう、修業しなくても大丈夫よ」
そんなこと何ともない。とでもいうかのように微笑む。
なんで?お母さんは忘れたの?お父さんは、あの場所で死んだのに。
私がもっと強かったらお父さんは死ななかったかもしれないのに。
なんで?なんでよ!?
私は約束したの。お父さんと。お父さんの墓の前で。
それを…それを!!
光「は?舐めてんの。夜の仕事は危ないんだよ!!」
そのまま、私は自分の部屋の前まで走って、そのまま部屋に入る。
ベットに倒れこんだ。
彼女の目から一粒。二粒と大きな涙が出てくる。
光「お父さん……」