• テキストサイズ

こばると ぶるぅ【気象系BL】

第4章 Lovely Sweet Angel



.........

ゆっくりと重い瞼を押し上げる...
見たことのない天井...

ここは...どこだ...?
俺ん家のマンションよりは、狭いかな..


大きな窓を、ぼんやりと眺める...

......明るい...いや寧ろ、眩しい...
今は昼間なのかな...?


スースーと、規則正しい寝息が俺の耳に心地よくて。
隣を見ると、そこには勿論見慣れた横顔...

...綺麗だな...天使みたいだ...

そっと手を伸ばして、白い頬に触れた。

......起きない..

指を滑らせ、ぽってと可愛い唇をなぞる...

......起きない..


その赤い唇にチュウしたくて、身体を起こそうとして、
「痛てっ///」

俺は全身が痛くて、そのまま固まった。

すると翔ちゃんが、ゆっくりとスローモーションみたいに、長い睫毛を持ち上げた。

......じっと俺を見つめ...
この後、おはようのキス❤...かな?


と思ったら。


ガバッっと飛び起きて、ベッドに仁王立ち。
おやおや、兄さん...俺っちの目の前に、そんなものぶら下げて~(*ノωノ)
しかも朝につき、元気くん♪
もう~...❤...おしゃぶりしちゃおっかな~♪


「智!!...い、い、い...」
「なに~、翔ちゃん、大丈夫~?」
「い、いま、何時??」
「う~ん...わかんなぁい...」

翔ちゃんは甘えた俺を無視して、フル〇ンのまま、ベッドを飛び降りた。

「あ――――――!!!!!
もう10時じゃん!!!!」

あ~、10時だったからこんなに明るかったんだ~

鞄から携帯を出して、
「ヤバい!!どうしよう~///」

翔ちゃんは焦り捲ってどこかに電話を掛けた。


/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp