第4章 Lovely Sweet Angel
すると翔ちゃんは、俺の腕を取り、抱き締めるその寸前で止め、間近で俺をじっと見つめて、
「泣き虫だな...」
と、目尻の涙を吸い取ってくれた。
翔ちゃん翔ちゃん...翔ちゃん///
大好きだよ...
この気持ち、どんな言葉でも表現できないよ..
愛してる...
アシシテル...
折れるほど、強く強く抱き締めて!
もう///
何なら、一回折ってもいいよ...
↑ダメです!
大きなフカフカのベッドの上、
逞しい、愛しい腕が俺をぎゅうっと抱き締める。
そして俺の頭から、金髪のウィックを外して、髪の毛をくしゃくしゃとかき混ぜてから、
「さとこも可愛いけど...智の方がいいや...」
って、そう笑った。
その笑顔が、胸の奥に染みこんでいく。
「智...可愛い...智...愛してるよ...」
翔ちゃんの唇が俺のと重なる。
柔らかくて、厚くて、温っかい...
俺の大好きな唇が、何度も俺の唇を啄んで離さない...
俺は、口を開いて舌先をそっと差し出した。
翔ちゃんは、すかさずその舌を絡め取って自分の舌で包み込んだ。
身体全部が、痺れたような感覚で...
ただ、舌先に集まる熱が蕩けてしまいそうなほどに熱くて...溶けてしまいそうだ...
さっきから、俺の太腿を押すのは、
愛しの『しょおくん』硬くて、熱くて、もうヤバいでしょ~?
俺はそっと手を伸ばしてソコを握った。
「...智...実は俺もうヤバいから...」
「うん、分かってるよ...舐めてやるよ...」
すると翔ちゃんは、鞄からローションを持ちだしてきて、指に垂らした。
「後ろ、解して、早く智ん中にイレたい...」
ちょっと切羽詰まった顔が、俺を大胆に変える。