第4章 Lovely Sweet Angel
【 大野side 】
「智...可愛すぎるでしょ~?金髪のこの子...」
「ホント?翔ちゃん、可愛いって思ってくれるの~?」
「当たり前じゃん!!今まで会った、どの女優さんより、智の方がず~っと可愛い!」
「嬉しい❤」
みなさ~ん!!このバカップル、もう結構いい歳ですよ~!! by:作者
「俺も、見たかったのに...」
翔ちゃんが唇を尖らせて拗ねるから、
ついつい可愛くなっちゃって...
「じゃあ、今度見せてあげるよ♪」
って。
......あれっ?
彼の策略とも知らないで...
俺、とんでもない約束をしたんじゃ...
翔ちゃんがニヤニヤしてる。
「あの~...俺、今、何か言ったっけ??」
「うん。さとこちゃんで俺とデートしてくれるって!」
いやいや、そんなことは言ってないよね~?
見せてあげるって...
そう言っただけでさ。
「あ!そうだ、スタッフさんが撮ってくれた、さとこの写メがあったんだ...」
「そんなの見たくない!」
「だって、さっき見たいって...」
「本物が見たいの!」
本物って...
俺が本物じゃん?
ここにいるしさ...
「メイクして、さとこになってから、俺とデートして!!」
「え~!!ヤダよぉ~///」
「女装してデートって...俺そんな趣味ない..」
あ...何だかすげ~しょんぼりしてる...
肩落として...
↑肩はいつも落としてます...by:作者
↑うるせ~///by:翔
「わ、分かったよ...デートするよ...」
「ホントに??」
.....もしかしてだけどさ。
確認ですけど。
俺って、嵌められた?
ねえ?どうなの~?
↑その通りです!!