第3章 Carnival Night partⅡ
「ローター...かな?」
肝心なのは、そのフォルム...
全体が白くて先端部分がうっすらピンク色、
しかもその尖端は二つに割れていて、
そう...形はまさに、
「桜の花びら...なんだよ...」
「櫻井、だけにね♪」
俺もしっかりフォローするのを忘れない。
「なるほど~」
相葉くんは感心してくれてるけど、
ニノなんか、腕で口元隠して笑ってるし...
「その割れた部分をどう使うか、実践してよ~♪ふたりでさ、お手本...」
そうやらしく笑う松潤に、俺は、受けて立った。
何しろ俺、昼間から、
この時を待ちわびていたんだから❤
俺は、箱から出したそれを持って、
翔ちゃんの手を取り、隣のベッドに誘った。
「翔ちゃん、俺たちはこっちで❤」
翔ちゃんは、少し眉を下げ、不安そうな顔をしながらも、差し出した俺の手を取った。
ベッドに座る可愛い翔ちゃんの肩に手を置いて、見守る3人に『見てろよ』とばかりに視線を送った俺は、ゆっくりと翔ちゃんに唇を重ねた。
静かな部屋に、甘く響く俺たちのリップ音...3人とも、固唾をのんで見守っている。
...よし!ここはバシッと決めてやるぜ///
↑兄さん、気合入ってますねぇ(^^;
何度も何度も啄むように口づけると、
翔ちゃんが薄く口を開いた。
もちろん俺はその中に、舌を差し込み、
翔ちゃんの熱い舌と絡ませた。
「...ん..んっ...」
あいつ等が見てるからだろうね、翔ちゃんは、
声を出さないように、我慢している。
そんな翔ちゃんを俺はゆっくりベッドに横たえ、
更に唇を貪り続けた。