第3章 Carnival Night partⅡ
上に入っていた紙を広げ、翔ちゃんが声に出して読んだ。
『いつもお買い上げ、ありがとうございます。
ポイントが30Pになりましたので、当社規定により、
細やかなプレゼントを差し上げます。
これからも、愛の溢れる生活に当社の製品をどうぞよろしくお願いいたします。』
.........
そ~いうことか...どんだけ利用してんだよ...こいつら...
俺と翔ちゃんが黙って3人を見ると、相葉くんが、
「そんなに買ってんの?ふたり...」
って聞いてきた。
翔ちゃんは汚名返上とばかりに、
「そんな買ってませんって!!
そっちだろ~...
すげ~お得意様なのは///」
「何回買ったっけ?」
松潤がニノに確認してる。
「さあ~?4,5回じゃない?」
「だったら俺らだってそんなもんだよね~」
俺も負けじと言ってやった。
↑いったい、何を争ってんかね~...
「まっ、丁度いいから、これも使わせてもらおうか?」
「そうしよう!12個入りだって...
こんなに、出来るかな~...」
ニヤニヤしながらニノと松潤が相葉くんを見た。
「え~っ!全部俺??俺にも一個くらい、使わせてよ~」
例の如く、相葉くんはそのまま置き去りで、
「後、メインのその箱は?翔ちゃん、開けてよ」
とニノが興味津々に覗き込んだ。
「...うん...」
まさかね、自分が使われる側になろうなんて思ってなかったんだろうね~...翔ちゃんは、しぶしぶ感満載で、その小さな白い箱を開けた。
中から出てきたのは、細いコードがついた、アレ...
そう、所謂、大人のおもちゃ...