第3章 Carnival Night partⅡ
「そのことだけどさ、今日は翔ちゃんを」
「智~///」
大慌てで口を押えて、ゆっくりと二人を見ると、
...ヤバい...ニヤついてる...
「何なに~?よく聞き取れなかったんだけど~」
「何でもないの!忘れてくれ」
慌てる俺、どう見ても怪しいじゃん///
すると、そんな俺と口を塞がれても、
なおも余裕の智を交互に見ていたニノが、
「もしかして、そっちも本日交代ですか?」
「えっ?何が?なんのこと?」
↑もう、逃げられそうもないけど、兄さん...
そこへ、最後の来客を告げるチャイムが...
松潤、早いな~///最悪だ!!
「はいは~い♪」
急いで迎えに出た相葉くんが、今日もなんだかスタイリッシュなMJを連れて、部屋に戻ってきた。
「潤くん、お疲れ~♪」
ニノに可愛く小首を傾げて迎えられ、
松潤はちょっと赤くなる...
...ベタ惚れだな、おいっ(^^;
んで、真っすぐにニノに近づくと、
お帰りのちゅう❤をした...
「ちょっとは、人目をはばかれや~///」
そう言う俺に、松潤は、しれっと言った。
「あれっ?私、なんかマズいことしました?」
...ダメだわ、こりゃあ...
そんな松潤に、ニノが直ぐ、
「今日ね、あっちもおじさんがヤルやしいよ~」
「ほんとに?翔ちゃんが下~?レアだな~♪」
そう言いながら松潤はにっこり、
キラキラな笑顔を俺に向けた。
......智、君の余裕がよくわかったよ...
こんな1対4の状況じゃ、さすがの俺でも
どうしようもないわ(-_-メ)
これはもう、腹を括るしかないのかな~...
何も言わず、諦め顔で小さなため息をつく俺に、
「うんと、優しくスルからね❤」
と、智が軽く触れるだけのキスをした。