第3章 Carnival Night partⅡ
「え~!ちょっとぉ~、あれ、ホントなの?
やだよ~!俺だってヤリたいの~!!」
食い下がる相葉くんに、
「あ~、うるさいよ...もう決定事項ですから!
翔ちゃん、なんか取ろうよ~♪」
「ねえ~ニノ~...」
相葉くんのことを無視して、
ニノは俺にルームサービスのメニューを広げて見せた。
「ねえ、ねえ..ニノちゃんってばぁ..」
「ピザとか?フルーツ?..翔ちゃんは~?」
無視されてしょんぼりする相葉くんを横目に、俺はニノと頭を突き合わせてメニューを睨んだ。
「ハワイアンパンケーキ♪どう?」
「お~、いいねぇ♪」
「ローストビーフ、行っちゃう?
あとは~..っと。潤くんのために
生ハムと有機野菜のサラダも頼もう♪」
相葉くんは、大きな白い皮のソファに、
膝を抱えて小さくなっている...
.....ニノったら、もう少し
かまってやればいいのにさ...
俺が相葉くんに同情していると、
ちらっと彼を見たニノが、
「雅紀...おいでよ♪」
ニノに呼ばれて、相葉くんは直ぐにニノの胸に飛び込んだ。
「ニ~ノ~❤」
「優しくシテやっからさ♪
もう、とろけちゃうくらいに❤」
「ホントにぃ~?ぜったいにぃ~?」
甘える相葉くんの髪を、
ニノは指ですきながら、
背中を撫でている。
「よしよし♪」
.....アホくさっ(-""-;)
なんだそれ...?
相葉くんに少しでも同情したのが、
間違いだった!
それもプレイの内かよ///('ε'*)
俺は、イチャイチャする二人を置いて、
相葉くん絶賛のベッドルームの下見に行った。
広いその部屋の真ん中に、
大きなベッドが二つ、並んでいた。
...家のベッドと同じくらいかな?
その時、入り口のチャイムが鳴った。