第3章 Carnival Night partⅡ
「いいでしょ?初めてのパターン...
目くるめく、刺激的な夜を、櫻井翔に♪」
「刺激的な夜を、じゃね~から///
やだよ!!なんで俺なんだよ~...あいつ等、そんなこと、ぜって~思ってもいないから///」
身体全体で思いを表現する翔ちゃんに、
俺は言ってやる。
「まあね、俺としても、下になる、
超絶可愛い翔ちゃんを、あいつ等になんか、
見せたくないよ~...でもさ、
たまにはね、いつも味わえないような、刺激を、
翔ちゃんにも、味わってほしい訳...
初めての感じ...っていうの?」
「無理無理無理無理///」
「じゃあさ、翔ちゃんは、あいつ等に、
大好きな智くんの超絶可愛いイカされ顔、
見られ捲っても、いいんだね?」
...開き直ってそう言ってみた。そしたら翔ちゃん、
黙って考えてたけど...
「そん時だけ、俺が隠しててやるから...」
って...
そんなこと考えてた彼が、マジで可愛い...
本気に考えててくれたんだ(^^♪
「あっ!もう俺、出掛けなきゃ!
翔ちゃんもでしょ?急ごうよ~」
「智...話はまだ、終わってないよ~...」
「いいって!それは、まあどっちでも♪
その時の雰囲気で♪」
「え~っ///ちょっとぉ~...今日一日の、
俺のモチベーションがさ...なんつ~の?」
縋る翔ちゃんを、俺はトイレに飛び込んで、
バッサリ切った。
大丈夫...
翔ちゃん受け説出せばさ、
ニノとか、ぜって~食いつくはずだし...
きっと、うまく丸め込んでくれるはず♪
↑この期に及んで、人任せかよ///
さっきたまたま口から出た、
『下の時の超絶可愛い翔ちゃん』を
あの3人に見せるのは惜しいけど...
まあ、俺が隠せばいいかっ(^^♪
...決着を後回しにして、俺たちは、
それぞれ、慌ただしく家を出た。