第2章 見えない方が♡
慣れた手つきで、注文ページに移動し、
ふと手を止めて、
翔ちゃんが俺を見た。
「智...確認ですけど...
注文は、1個で、いいのかな~?」
「えっ??...あ~...」
翔ちゃんの言おうとしてることが、
分かった俺は、
赤くなりながら答えた。
「一応、2個にしとく~?
...使う使わないはさ、別として...」
「ハイハイ♪...じゃあ、個数は..2..っと..」
嬉しそうに注文する彼に、
なんか、俺だけすげ~欲しがってるみたいで、
ヤなんですけど(´・ω・`)
まぁさ、使ってみてよくなきゃ、
あの3人にもお勧めできないじゃん!
だからね...仕方なくだよ~?
しょうがないから、使用してみるんだよ!
↑渋々感、無理に出さなくたって///
そんな訳でさ...
さっきから、そんなグッズばっか見ているからさ...
ちょっとね...
もやもやしてくるじゃん!!
俺は彼の脚に置いていた手を、
さわさわと動かした。
「さとし!...くすぐったいよ~」
...翔ちゃんは、わざと俺の誘いに
気付かない振りするんだよ。
そ~いうところ、意地悪だよね~(-ω-)/
「くすぐったいの、当たり前じゃん!
だってさ、くすぐってるんだもん//」
...俺は、そう言いながら、顔だけ後ろに向けて、
彼の唇に近づくんだ。
「...んっ///」
俺の大好きな下唇を、軽く甘噛みすると、
翔ちゃんはぎゅっと目を閉じた。