第1章 ぶるぅな奴らの日常編
今日はいつものフジテレビ湾岸スタジオ。
VS嵐の収録だ。
いつもと違うのは、スペシャルの収録だということ。
「「おはようございまぁ~す」」
仲良くスタジオに入っていくと、スタッフさんたちが笑顔で迎えてくれる。
俺たちが結婚したなんて知らないけど、
いつも一緒に居るんだな...って思ってるかもしれない。
ホントはさ。菓子折りを持って、
結婚のご挨拶に伺わないと...だけど。
まあ、そうもいかない。
楽屋に入ると、もう3人が来ていた。
「今日は早いじゃん!」
翔ちゃんが声を掛けると、ニノのゲームを覗き込んでいた相葉ちゃんが、
「あ、おはよ!おふたりさん...」
爽やかな笑顔だな~...相変わらず...
今日は、新年一発目のスペシャルの撮影なので、
みんなの衣装は白い羽織にグレーの袴。
動きにくいけどさ、結構気に入ってるんだ、これ。
だって、翔ちゃんが超カッコいいじゃん?
「あ、翔ちゃん、ここが...」
襟元を直してあげる。
「ありがと❤智...奥さんみたいだね♪」
俺だけに聞こえる声でそう言ってニヤッとするから、
「みたいってなんだよ、みたいって!奥さんだし!ホントの...」
これも、目の前のイケメンにだけ聞こえる声で、言ってみた。
そしたら、俺の膨れたほっぺたを、指でつつくから、二人で笑いあった。
...ふふふっ、何か幸せ❤
「イチャイチャは、家でお願いしま~す」
後ろから、通りすがりに松潤がチクリ...
...いいじゃん、別に(*´з`)
そして、ザキヤマ軍団と女子レスリングチームとの、三つ巴の収録が始まった。
序盤。
この日のプラスワンゲストが登場した。