第1章 ぶるぅな奴らの日常編
ちょっとしたバカンス気分で、
沖縄の青い空の下。
少し羽を伸ばすことができた俺たちは、
また日常に戻っていく。
真っ青な空の下で翔くんと交わしたキスは、
少し潮の香りがした。
遠くで、相葉くんたちが騒いでるのが聞こえて来たけど。
今までさ、
何百回も、う~ん...もっとかなぁ~?
数え切れないほどキスしてきたけど、
あの沖縄KISSは、5本の指に入るくらい、
キュンキュン来た...
翔くんに抱き締められて、俺、
何でなのか分かんないけど、泣きそうなほど幸せだった...
いつもさ、
もうこれ以上幸せにはなんないだろうって...
そう思うけど...
それ超えてくるんだよね~...
あの、櫻井翔という男は。
「智~、出掛けるよ!何やってんの~?」
「あ、は~い❤」
俺は沖縄の写真をスタッフさんに貰ったから、
それをソファーの上に並べて吟味してたんだ。
棚の上の写真を、どれがいいかな~...と思って。
一枚は、結婚式の時の写真...
でもこれは、俺が泣き過ぎて、鼻の頭が赤いから、
いまいち好きじゃない...
でも、翔ちゃんが
「この智が、一番かわいい❤」
て、そう言うから、まあ、仕方なく飾ってる。
もう一枚は、二人で行った、ボラボラ島の写真。
これはほんとによく撮れてると思う。
白い砂浜で、俺が翔ちゃんに寄り掛かってるやつ。
何度見ても、ちょっとデレちゃうやつね♪
そして最後は、5人で行った千葉の写真。
すげ~豪華なホテルで、5人並んで取ってる1枚。
所謂『The.嵐』っていう感じの、カッコいいやつ。
あのとき初めて、翔ちゃんを抱いたんだっけ(*ノωノ)
「さとし!!」
「はいはい...」
俺たちは、今日も仕事に出掛ける。