第9章 大好きのカタチ
【潤side】
久々に出してきたモスグリーンの小箱。
雅紀のサイズに合わせたやつ……
箱から取り出したそれを手に、
起立した雅紀のを握った。
「え……嘘っ?」
見えてなくても、何をされるのか理解した雅紀は、
期待と不安に微かに震えた。
俺はニノと頷き合って、期待して天を仰ぐまさきに、
ゆっくりとリングをはめた。
もう少し小さいうちに装着してあげれば良かったんだけど…
「痛っ///ちょっ…」
「ちょっと、だけ…我慢、して…
よし!できた」
「まさき♡これで何回だってイケるね(^^)」
「ねえ~、2回くらいにしてね?それ、ヤバいんだもん…」
目隠しされた雅紀が、2回だけにしてくれ…って哀願してきたけど…2回もいいんだ…(^^;
これ着けちゃうと、イクけど、イかないからさ。
結構負担になるんだけど…
何しろ、とんでもなく気持ちイイからね~
雅紀は実は嫌いじゃない。
「潤くん、どっち先にする?
2回って、ふたりで1回ずつってことでしょ?」
「あ、そういうこと?」
「…だよね?」
「……(*ノωノ)」
「どうやって決める?」
「う~ん、どうしよっか~?」
ギンギンの『まーくん』に、輪っかをはめられ、全裸で転がる雅紀を挟んで、俺とニノは、両手の親指を突き出した。
「いくよ~?」
「OK!」
「ねえ~、何やってんのぉ~?早くしてよ…」
(無視)
「「いっせっせ~の」」
「3!」
「「いっせっせ~の」」
「1!イエ~イ!!」
「もう!いい加減にしてよ!!」
怒る(振りの)雅紀はほっといて、
俺とニノはゲームで順番決めを楽しんだ。