第9章 大好きのカタチ
【ニノside】
さて、っと。
色んな意味で、俺たちそれぞれに、大切なことに気付いた…気付かせてくれた雅紀に…
お詫びと感謝の意味を込めて…
潤くんに目配せすると、同意の意味で小さく頷いた。
……雅紀、仲間はずれにして、ごめんよ~
今から、たっぷりと……
「雅紀♡」
背中に腕を回し、肩に凭れて呼ぶ名前には、
いつにない甘さを乗せた。
「えっ?な、なに?」
何かを察した雅紀は、瞬時に身体を硬くした。
「ま~さき♡」
反対側から雅紀の肩を抱いていた潤くんは、
その腕に力を込めて自分の方へと引き寄せた。
「ちょっ///まちゅじゅん…」
ふふふっ、噛んでるってば(*^-^*)
「淋しい思いさせちゃったからさ~」
「今度は俺たちで、目いっぱいに…」
焦る雅紀の返事は待たずに、
潤くんは強引に顎を引き唇を奪った。
俺は雅紀のすらりとした首筋に唇を押し付けながら、Tシャツの下に手を差し込んだ。
「んんっ…」
不意に来た刺激に、抗議しようとするけれど、
唇を塞がれていて、それも叶わない。
それをいいことに、俺はまだ柔らかい胸の粒を、指先で摘まんで捻った。
「…んっ…」
小さく漏れたその吐息に、雅紀の欲情の色を見つけてしまった俺は、ぎゅっと、身体の中心に熱が集まるのを感じた。
ああ、雅紀、可愛い~///(≧▽≦)
さっきは潤くんに思いっ切り可愛がってもらったからね~♪
お返しは、潤くんと二人で、雅紀に…♡
寝室に逆戻りした俺たちは、
アメリカから、潤くんが取り寄せた無駄にでっかいベッドの真ん中に座った。
きっと彼は、この上でプロレスでもする気だったんだろう…
あ、まあ、ある意味プロレスみたいなもんか~
それとも、柔道??
『寝技』なんて言葉もあるしね~( *´艸`)