第9章 大好きのカタチ
「翔ちゃんを、俺からガードして欲しいんだよね」
ガード!?
翔ちゃんを~??
「そ!翔ちゃん隣にいると、
どうしても素が出ちゃうからさ!」
それって……?
「翔ちゃんの横をキープして、
俺が翔ちゃんの側に並べないようにして欲しいんだよ」
今までの話の流れがあるから、
そんなに驚きもしなかったけど。
でも、そんなことして…
「それでさ。リーダーはいいの?」
「ホントは良くないけど。仕方ないんだ…
改善できる気がしないんだもん!」
もん、って…
そんなドヤ顔するけど…(・_・)
「相葉くんが翔ちゃんとイチャイチャしてるの見たら、俺が頼んだことだとしても、絶対超妬けるからさ。」
それでもいいと…?
「家に帰ってから、取り返したくて、
絶対燃えるの、俺♪
それって、一石二鳥って言わない~?」
一石二鳥、なんて、
四文字熟語で例えて、大野さんはニッコリ笑った。
……俺は考えた。
翔ちゃんの隣をキープするということは、
その間、ニノや松潤とは
イチャイチャできないってことで…
↑どっちにしてもそんなに出来てない…
それはちょっと寂しい。
だけど…
大野さんさっき、
凄く重要なこと、言ってなかった~?
『家に帰ってから、燃える』と……
と言う事はさ。
ニノちゃんと松潤が、
俺と翔ちゃんの仲良しっぷりにやきもち妬いて、
夜、俺にたぁーーーーっっぷり、
サービスしてくれちゃうこととか?
それとも俺を取り合って
喧嘩になっちゃったりして…
『俺が先に雅紀とスルの!』
『はあ~?誰が決めたんだよ?俺に決まってんだろ~!』
な~んてね♡
つまりは
そ~いうことじゃない??
ムフフッ( *´艸`)
………悪くないかも♪