• テキストサイズ

こばると ぶるぅ【気象系BL】

第9章 大好きのカタチ




前々から、大野さんは翔ちゃんと絡みのある撮影なんかは、嬉しさを前面に押し出していた。

それは翔ちゃんも分かっていたし、
なんなら自分も嬉しそうに鼻の下、
伸ばしていたくらいだから~?

大野さんの『好き好きビーム』も
許してるんだって思ってた。

俺にしてみたら、
もっとニノや松潤の『ビーム』
欲しいくらいだし…

「家にいる時の顔してる、って、翔ちゃんが言うんだ」

そう大野さんは項垂れた。

家にいる時の顔??



聞けばこの間のTVFanでの撮影時。
2対3に分かれての撮影があった。

その時、撮影された写真を
マメラマンさんとチェックすると、
翔ちゃんが、珍しく撮り直して欲しいと言い出した、って…

結局、15分の休憩後に
撮影することになった時のこと。


『大野さん、ちょっといいかな~?』

と、翔ちゃんは怖い顔をしていて…

「まあさ、怖いって言っても
周りのスタッフさんには、
いつもの翔ちゃんに見えただろうけど、
笑顔なのに、目が笑てないっていうか~?
俺だから、分かっちゃうくらい、
少しの違いなんだけど~」

「ああ~…分かるよ…」

同意したら、睨まれた。
『お前は分かんなくていいの』
っていう顔…(;^ω^)

…んで、しれっとスルーして続ける大野さん。


誰もいない物陰に連れて行かれて、
大野さんの顔が、完全にリラックスして
家で翔ちゃんに寄り掛かるときの顔してるって。

『見る人が見れば、分かるから』

と指摘されたらしい。

大野さん自身は、翔ちゃんと大っぴらにイチャつけるチャンスだって、
嬉しくて、楽しい撮影をしただけなんんだけど。

そこにもう、隠せない夫婦の空気感が漏れ出していたって…
翔ちゃんに叱られたらしく……

まあ、、翔ちゃんだからね?
叱るって言っても、
『気を付けないとダメだよ!』
位だったんだろうけど…

/ 257ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp