第8章 Imaging Crazy〜ずっと君を想うから〜
さっきギリギリまで連れてって放置したんだから。
その先へ追いつめるなんて、詮無い事だ。
胸の粒に舌先を這わせ、
反り返り、待ちわびるソコは
一気に追いつめる様に扱き上げた。
「…あ…あ…あぁ…しょうちゃ…
…イッちゃうよ…あ、あ、んんッ///」
……智の熱が、手のひらに広がった。
受け止めきれなかった熱は、
手首を伝わって智の腹に落ちた。
「…翔ちゃん…ちゅう、したい♡」
「いいよぉ~♪」
ゆっくりと眉を下げた、
智の甘え顔に近付き、
唇に触れるようなふりして、
鼻の頭に歯を立てた。
「痛てっ…もお~(・へ・)」
お仕置きだとばかりに、
智は、俺の脚の間に手を伸ばした。
「何これ??ガチガチじゃん!」
「そりゃそうでしょ~♪夕べのその前も、
なんなら1週間はシテないからね~」
「そんなに~??じゃあさ、
どのくらいシないと、夢で出ちゃうか、
やってみよっか?」
「ふざけんなよ~?自分はさっさと出しといて!!」
「あ~!さっさと、とか言った!!
傷付いたもん、俺…ひどい///翔ちゃん…」
「だって智が…」
「……」
見つめ合った俺たち……
智の目が、優しく笑ってる…
俺たちの、くだらない痴話喧嘩…
これも、なかなかゆっくり時間が取れない俺たち二人の、愛の営みのための、大切なプロセスだ。
こんなくだらないやり取りが、
堪らなく愛しい…
「早く…欲しいな♡」
そう言いながら、智は俺のパジャマのズボンに手を入れて、そのまま下に動かした。
それを助ける様に、自分でも下着を下ろし、
下半身だけ裸になる。
「その恰好ってさ、なんか、やじゃない~?
如何にも、さっさとスルことだけシます~
みたいいでさぁ~…」
「全く。姫は、いろいろ注文が多くていらっしゃる…」
俺は、智に言われるまま、
自分でパジャマの上着も脱いで、
生まれたままの姿になった。