第8章 Imaging Crazy〜ずっと君を想うから〜
「はははははっ///マジ、ウケる~、その顔」
手を離して、腹を抱えて笑う翔ちゃん…
もう//////(。-`ω-)
「酷いよ翔ちゃん!!大体さ、翔ちゃんがあんなこと言うから、俺…ずっと…」
「はははっ…あ~、腹痛てぇ~、マジで~
俺、今日、変な事言ったっけ~?」
「今日じゃないよ!!この前のさ~」
こうして、まんまと、翔ちゃんの術中にはまった俺は、
あっさりと面白くない一番の原因を吐かされた。
「旅行~?そんなこと気にしてたんかよ~?」
「だって、後輩たちとって!俺だって、この頃全然どっか連れてってもらってないのに…」
「まあ、確かにな~…」
「そうでしょ??それなのに、俺はまたお留守番で、翔ちゃんのことハート♡の目で見る後輩たち引き連れて、一泊で温泉とか…」
↑TVでは海外旅行がいいとも言ってたけど、
勝手に温泉に格下げしてるし!
↑しかも、一泊限定///
「俺なんか、いつだって…」
「智」
「翔ちゃんはいいよ~?だってさ~///」
「智!!」
「……はい…」
翔ちゃんは、俺の方に身体ごと向けて、
ベッドの上に胡坐をかいた。
怒ってるのかと思ったその顔は、
少しだけ困り顔…
「ホントはさ、ちゃんと決まってから、智に言いたかったんだ…サプライズ的な感じでね~」
「サプライズ?」
「そ!」
翔ちゃんは、そう言ってベッドに寝ころんで、
俺に、その腕に寝る様に、ポンポンと隣を叩いた。
………
まだ何にも解決しちゃいないけど、
そこはすごく魅力的だから、
渋々翔ちゃんの腕を枕に寝ころんだ。
せめてもの抵抗で、少しだけ身体を離して……
翔ちゃんは、俺のそんなちっぽけな抵抗には、
気付かないのか、気付いてても敢えてスルーなのか、
俺の肩を、グッと自分の方に引き寄せて言った。