第2章 見えない方が♡
カバンから小さめの紙袋を出してきた翔ちゃんは、
「なんだろ~な…」
なんて言いながら、それを出した。
「…??…」
一瞬、なんだか分かんなかったよ。
袋から出てきたのは、
黒い、
革の……
パンツ…じゃなさそうだし…
↑黒い革見ると、パンツと思うのは、どうでしょう?
「…あっ…これって…」
「なに?それ?」
俺の質問には答えず、翔ちゃんはニヤニヤしながら、
「あいつ等~、こんなの、買って…
しかもさ、相葉くんと被ったって…
どんだけ、ニノに変なことしてるんだよ~
…なあ~…」
…なあ、って…
話がよく見えないんですけど…(´・ω・`)
翔ちゃんは、徐に、
首をかしげる俺の手を掴んで、
「寝るか?」
と言い、手を繋いだまま、寝室に向かった。
……いったい、何が始まるの~?
その、革のやつ、なんだよ~??
期待と不安でいっぱいの俺は、
たまらず、翔ちゃんに話しかける。
「ねえ、松潤に貰ったのって、何?何に使うものなの?」
すると彼は、俺のことベッドに座らせて、
自分もその横に座った。
「これはね…こうするんだよ…
…貝のお礼に、今夜は、いつも以上に、
智のこと、可愛がってやるからね❤」
そう言いながら、
翔ちゃんは、松潤の黒い革を、
ゆっくりと俺に着けた。
その『黒』は俺の視界を、
全て塞いだ。