第7章 MJの憂鬱
真ん中に大きなダブルサイズのエアーベッド。
これなら快適に眠れそうだ…
隣のテントが近すぎて、
声がダダ漏れなのが気になると言えば、気になるが…
まあ、声くらいはよしとするか…
↑そこはOKなのね~?
「よいしょ、よいしょ!」
「これ入り口通るの~?」
「いったんエアー抜こうか?」
「行けるって!!」
「そこぶつかってる!!」
………(。-`ω-)
何の騒ぎだ!?
嫌な予感がする……
大騒ぎは徐々に俺たちのテントに近付いて来て…
「お邪魔しま~す!!」
松潤と相葉くんが大きなベッドを運んで来た。
やっぱな~……"(-""-)"
黙って立ち尽くしている俺に、
「ちょっと、翔ちゃん、そっちのベッド端っこに移動してよ!」
「あ、はいはい…」
って//////
俺もしっかり協力してるし(>_<)
こうして、さっきまで広々していたテントに中は、でっかいダブルサイズのベッドが並んで、
ぎゅうぎゅうになった。
立ち尽くしている俺に、相葉くんが、
「松潤がさ、折角だから5人で一緒がイイって、
そう言うからさ~…」
と当たり前の顔して言った。
「狭いけど、いいかな~?」
と、爽やかに、濃ゆい顔の松潤は笑う。
↑濃ゆいは余計です!!
いいかな~?ってさ。
もう来ちゃってるし(;一_一)
「まあ、いいけどもさ…」
そこへ、仲良く智とニノがシャワーを済ませ帰ってきた。
「あれ?ベッド運んだの?」
「狭いけど、まあいっか~♪楽しそう❤」
まあね。
楽しそうではあるけども…
「よし!じゃあ、俺たちもシャワーしてこよっか!」
相葉くんは俺と松潤に声を掛けた。
「3人は無理じゃん…」
「いいよ!俺、松潤と入るから~」
「ヤダよ!狭くて」
「え~、じゃあ、翔ちゃんと…」
「翔ちゃんはダメだよ!!」
結局、俺たちは3人で急いでシャワーを済ませた。
↑どうやって入ったんだろう?
さあ、めくるめく夜の、幕開けだ。