第7章 MJの憂鬱
「あ、松潤、焼き肉のたれとって~」
「リーダーこっちにもレモン汁、お願い」
「あっ、この刺身、超うめ~」
「俺もビール、お代わりね~」
「ねえ、タン、柔らかっ///」
俺たちは、バーベキューコンロを囲んで、
賑やかに魚や肉…もちろん酒も堪能した。
何よりも。
人目を気にしなくてもいいっていうのが、
いつもは味わえない開放感で…
嵐である俺たちは、
プライベートでも、いつも人の目に晒されていて、
ファンならまだしも…
そうじゃ無い人にも携帯を向けられることが日常茶飯事…
人気商売だから仕方ないって、
我慢しているけど…
話題にしてくれることは、
ある意味有りがたい事でもあるんだ…けどね…
「ねえ~、翔ちゃん、この鯛、すげ~上手いよ!」
「マジで??」
「ほら♪」
「あ~ん❤」
「え~、マジかっ…」
……(。-`ω-)…全くさ。
あの二人、いい年してよくやるよ…
「ニノ~、この焼いたヤツ、食べてみる~?」
「じゃあ、雅紀が先に食べてみてよ~」
「なんだよ~、大丈夫だよ?」
「毒見だよ、毒見…」
「ひで~な~…」
何て言いながらも、雅紀は笑顔で、
ヒラマサの焼き物を頬張った。
「う~まっ///これはイケるよ~!蕩ける!!
…ほら~、じゃあ、あ~ん…❤」
こっちも、イチャイチャしてやがる!!
まあ、でも、ニノはそういうの、苦手だし…
「恥ずいじゃんか~…でも…あ~ん❤」
え~!?
珍しい…
ニノも、解放的になってるんだな(^-^;
にしたって、雅紀の鼻の下…
いつもの3倍伸びてるし///(-_-メ)
よし!!俺も参戦だ~!
「ニノ~、このマンゴー完熟だよ~!」
俺は、マンゴーの皿を持って、
相葉くんとニノの間に割って入った。