第7章 MJの憂鬱
【 雅紀side 】
結局、翔ちゃんの練習台になったアジは、
『たたき』なり、
大きなヒラマサと俺の釣ったイシダイは、
俺とリーダーがきれいに捌いて、
刺身と切り身になった。
『マナブ』で、プロのお寿司やさんに見てもらえば、
65点かな〜?何て言われそうな刺身も、
メンバーは大絶賛。
「いつも思ってたけど、魚下ろしてる雅紀って、
ホントにカッコいいよね❤️」
ニノに言われてデレる俺……
もう〜(〃∇〃)
毎晩やっちゃおっかなぁ〜(^ー^)
↑それはさすがに迷惑です。
「でもニノ、刺身食べないじゃん」
ちぇっ('ε'*)
松潤、水差しやがったな〜!
「食べないけどさ、包丁王子の真剣な顔は、
ちょっと見惚れちゃうかなぁ〜」
ニノ〜❤️
何だよ?もう、今日素直じゃん!(^◇^)
「よし、炭も準備完了だし、始めますかね?」
そう言いながら、翔くんは、松潤を見た。
あ、そうだよな……松潤主役だもんな…
「え〜っと、今日は俺の誕生日に、
みんな都合着けてくれてありがと。特に、大野さん
こんなに一生懸命企画してくれて、
こんな素敵なところまで連れてきてくれて、
ホントに感謝だよ!…ありがとね…」
松潤は、精一杯の感謝の言葉を伝えた。
すると、大野さんは、
「喜んでくれてよかったよ…まあ、バラしちゃうとさ、
いろいろ調べて手配してくれたのは、翔ちゃんだから…お礼なら、翔ちゃんに言って~(^^)」
「よし!!乾杯しよう!リーダー、じゃ、乾杯のご発声をお願い?」
俺がそう言うと、大野さんは軽く咳払いをした。
「えっと…俺たち嵐の中で、一番下の松潤が35歳になって。みんな、なかなかのいい年になったけど…
これからも、みんなで一年一年、一緒に歩いていこうよ…
つ~ことで、カンパ~イ!!」
「「「「カンパ~イ!!」」」」
少し早めの宴が始まった。