第2章 見えない方が♡
美味い肴のお陰でビールも進んで、
智の目が少し座ってきた。
…ヤバいな、これ…
この感じだと、ずるずるとエッチに行っちゃうパターンだな。
...おじさん、いつ俺に絡んでこようか、
タイミングを計ってるし…
「さて!片づけるよ~。智準備してくれたから、片付けは俺がするよ…
風呂、入っちゃえば~?」
「…もう、入った…」
…あっそ…準備がいいのね…(^^;
「じゃあ、ゆっくりしてろよ…食洗器入れちゃうし…」
「…や~だ//翔ちゃん行っちゃうと、
寂しくって、俺、死んじゃうから///」
でたよ、そんなことじゃないかと思った…
「..ハイハイ、すぐ終わるから…」
俺は酔っ払いの相手をさっさと切り上げて、
智は、なんか言ってたけど、
聞こえないふりして、片づけ始めた。
後でやんの、やんなっちゃうしさ。
俺がキッチンに立って皿を濯いでいると、
智がやってきた。
そして、キッチンの大理石に頬をつけて、
俺のことじーっと見ている。
「……」
「………何だよ~?」
「………見てたの…」
「だから~///何で?」
「イケメンだな~…と思って…」
「…(-_-)……」
「ねえ、翔ちゃんってさ、どうしてそんなに、
かっこいいの~?」
「カッコよくないって!」
↑ほんとは、嬉しいくせに~♪
「カッコいいですぅ~!!
もう、ずぅ~っと見てても、飽きない…」
「やめろよ!恥ずかしいだろ~///」
またしても赤くなる俺に、
智は冷たい大理石が気持ちいのか、
うっとり目を閉じている。
俺は、思わず、同じように智の横に
頬っぺたをくっつけて、
そっと唇を重ねた。