第7章 MJの憂鬱
大野櫻井のふたりは、
頬が触れあうくらいに顔を寄せあって、 仲良くパソコンの画面に見入っている。
今のうちに………
丁重にお断りしちゃおうかなぁ〜…
その日は斗真たちに誕生会してもらうことになってるから…
とかなんとか。
そうだ!それがいい!!
意を決して立ち上がったその瞬間、
大野さんが計ったかのように顔を上げて、
「あ、松潤、言い忘れてたけど、
斗真が旬くんたちと松潤の誕生会をしたいって言ってきたんだけど、
次の週にしてもらったから♪」
……あっそ…(-.-)
随分と根回しがいいことで……
つーか。
斗真、なんで俺に聞く前に大野さんに話してんだよ〜……全く。
「きっとあいつ等も企画してるだろうから、
先に智が確認とったんだよ(^^)」
と、翔くんが捕捉した。
……あっそ…(-.-)←本日2回目
どうでもいいけど。
翔くん、何で俺の気持ちそんなに完璧に読んだ?
いちいち、ビビるんだけど…( ̄0 ̄;
「観念しなよ…じゅ~んくん♡」
雅紀が肩を組んで耳元で言った。
「はあ~…だな~…(-_-メ)」
「あんなに生き生きしたリーダー見れただけでも、
良かったじゃん!!有り難く乗っかろうよ♪」
雅紀はいつも前向きだよな~
「まあ、実際、乗っかるも乗っからないも、
もうこうなったら、断れないよね…」
そう笑うと、雅紀は俺の背中をポンと叩いて席を立った。
……そうだよ…
別に捕って食われる訳でもあるまいし。
5人で一緒にどっか行くってことだよね?
楽しくなるかもしれないし…
よし!!
何が起こっても受け入れよう!!
「松潤、楽しい誕生日にしような!!
大丈夫だよ~、変なことはしないから♪」
大野さんはニコッと笑顔で言った。
……翔さんといい、大野さんといい、
俺の気持ち読み過ぎだってばっ(*´з`)