第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
「ちょっ///止めてよ!!」
慌てて携帯を取りに行く智。
だけど、相葉くんに掴まって動けない。
俺は、あまりの事に呆然としているだけで…
ニノ…お前、FBIかなんかかよ!?
「えっと、アルバムは…」
あ、ヤバい!!
「止めろよニノ、いい加減にし…」
「み~つけた♪翔さんの赤いキャミ姿( ◠‿◠ ) 」
「どれどれ~?」
俺より素早く携帯を覗き込む松潤。
「わっ!!エロッ///これ…」
そう言いながら、写メと俺を見比べる松潤とニノ。
「俺にも見せてよ~!!」
相葉くんも加わって、わぁ~、とか、
マジか、とか、すげ~、何て言いながら3人で見ている。
……はああぁ~…
もう、イイよ…どうせ、もっと凄いとこ、見られてるしさ…今更だもん…
「翔ちゃん、超似合ってるね!最高に可愛いよ~」
相葉くんに褒められても嬉しくないし(・へ・)
「大野さん…この写メはモザイクもんだよ~♪」
そう言って松潤が俺と智に見せた写メは、
『しょう』が、黒いちいせぇ~下着から顔を出したアップの…
「智~!こんなとこだけ撮ったのかよ!!」
↑怒るとこはそこかな~?
「違うよ!それは3人が大きくズームしてるだけで、俺はちゃんと顔も映したもん!!」
……もう二度と、こういった写メを撮らせるのは止めよう…
心に誓うよ"(-""-)"
「ニノ~、何で分かったの俺の暗証番号?」
そうだ!それだ!!
前に盗み見してたのか?
それともあなたはエスパーですか?
「は~?そんなの誰だって分かるよ!」
「誰でも分かるって、まさか…」
唖然とする俺に、ニノはニッコリ作り笑いをして、
「0125……分かり易い過ぎ!」
……俺の誕生日って、智お前…
「流石ニノ!!」
感心してる場合か!
今夜にでも、指紋認証に変えてやる…