第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
じっと見つめたまま、微動だにしない俺に、
松潤が、
「仕事だからね~、仕方ないよ。ね、翔くん!
俺だって、何度もこんなことやらされ…」
あたふたと言い訳めいたことを言う。
別にあなたがそんなに慌てなくっても…
俺が松潤を一瞥すると、
ニノがその間に割って入った。
「もう~、こんなの気にしないよね~?
大野さん、心が海よりも広いんだから!!ねっ!
海と言えば、大野丸…最近どうなの~?」
松潤の事、庇ってんのかよ、俺から…
そんな心配しなくたって…
「いいよ…大丈夫だから…そのことならもう、解決済みって言うか…智も知ってるし…」
急に翔ちゃんがため息交じりにそう発言し、
3人の視線は一気に翔ちゃんに向いた。
「だから、ありがとね…気ぃ使ってもらって」
翔ちゃんの笑顔に、3人は、
なんだ~、よかった、と口々に言った。
「君たち!!そんな演出上のキスくらいで、
俺がやきもち妬くとでも思ってたのかよ?」
俺の言葉に、3人は大きく頷いた。
……(・へ・)なんでだよ…
俺って、普段から、そんなか~??
↑確実に『そんな』ですから…
「翔ちゃんとは、その後、バッチリ愛を確かめ合ったので、ご心配なく!
久々にドライで…」
「智っ!!!」
翔ちゃんが慌てて俺の口を塞いだけど、
もう既に遅かったらしく…
「ドライ?翔ちゃん…ドライでイッたの?」
「と言う事は、翔ちゃん下だったんだね?」
「もしかして、アノ赤いヤツ、翔ちゃんが着たりして…」
「赤いヤツって、何だよ?」
「ほら、この前ニノが着たやつの色違い」
「あ~、あれね?アレ、大野さんも買ってたの?」
「あんなエロいの翔ちゃんが~??」
「嘘でしょ~♪」
あれれれっ……
翔ちゃん、真っ赤になっちゃった〜(^^;
でも、可愛い❤️❤️
俺の翔ちゃん(o^-^o)