第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
脱衣所で身体を拭きながら、
ふとタオルの下に隠されていた、智ご推奨の『下着』に目をやると…
…………(-_-メ)なんだよ、これ…
「智~?これ着るの~??」
分かってたけどね?敢えて聞いてみた。
「そうだよ~!新作♡」
新作♡じゃね~よ、全く。
これを俺が着るの??
これはどっちかって言ったら、智が着るべきアイテムじゃね~のかよ///(・へ・)
嫌だって言っても、取り下げるとも思わないし。
仕方ないから、俺は智が準備した『下着』を身に付け、その上にTシャツとハーフパンツを履いて出て行った。
「あれ?Tシャツ着ちゃったんだ…」
「あ、当たり前だろ~?」
「んふふ❤でも、ちゃんと着たんだね♪
俺も、ちゃっちゃと入ってきちゃうから、待てってね~」
再び…今度はギャロップで部屋を出て行った智…
冷蔵庫からビールを出してきて、ソファーに座ったけど、何だか腰のあたりがムズムズした…
はあぁ~…(-ω-)
気を紛らわすためにTVを付けると、
マツコさんが、街を歩いている映像が流れた。
………あの人も…
恋人とか…いるのかな~…?
あの人が……下、なんだ…よな?
………
俺は、早々に想像するのを止め、携帯を開いた。
あ、松潤から…
『タッキーとちゅうして、大野さんどうだったの?』
…どうもこうも…
『お仕置きされちゃうね!ってニノが言ってるよ』
ニノと一緒なんだ。
『相葉くんが、新しく買った下着、リーダーに着させて写メ撮ってね!と言ってます』
相葉くんかよ///こんなの、智に渡したの!!
全く。
つ~か、あいつ等も仲良くしてんだな~
3人って、どうかと思ったけど、
何だかんだ、仲良しだもんな~…
まあ、俺たちには負けるけど(^^;
「お待たせ~♪」
「あ、お帰えり…って、なんか着たら?」
「だって、直ぐ脱ぐもん❤」
仁王立ちでそう言い放った智は、
素っ裸に、首からタオルを掛けていた…
……(。-`ω-)…
俺にこんなに着させておいて、
自分はムードの欠片も無いところが、
何か腹立つんですけど…