第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
「ん~??何なに??」
「俺のこと嫌いになってないって…証拠見せて?」
証拠??……そんな、証拠って…
何を言いたいんだろう?
「……今夜は、翔ちゃんが下ね❤️」
………下ね❤️って……
目の前の38歳♂は、
↑まだ37歳ですぅ!
さっきの涙も乾いてないくせに、
すっかりスッキリのニコニコ顔で、
『俺を抱く』と宣言しやがった。
まあさ〜…
この頃めっきり俺が上だったよ?
なんなら、智に突っ込まれたのって、
最後はいつだったっけなぁ〜?
そのくらいのレベルで、
当たり前に最近は固定になりつつあった。
相談したわけでも、
じゃんけんやアミダくじしたわけでもないけど……
「いいでしょ?(^ー^)」
「……いい…けど…」
「やった♪…あ、そうだ!あれ、久々に使ってみよっかなぁ〜♪♪」
智はスキップしながらリビングから出ていった。
………………( ・◇・)?
あの人、俺の記憶が確かならば、
数分前まで、泣きじゃくってた人ですよね?
なんなら、鼻水まで垂らして。
それがさ、なんなんだよ、全く(-.-)
今夜…久しぶりに…俺……
そう思っただけで、何でだろ?
後ろのアソコがきゅっ、ってなった!
期待してる訳じゃないよ〜!
↑誰に言い訳してるんだよ?
期待と言うよりは、多分緊張……
張り切ってるあのおじさんに、
何されるんだろう?って思っただけで…
思っただけで……
…………
風呂でも洗ってくるかな……('ε'*)
智は寝室で何やらガサゴソ探してるし。
俺は、何ヶ月ぶりに使用予定となった所を清める準備を開始した。
内心は、少しそわそわ…というか、
ワクワク…とは少し違うけど。
雄の智が見れる…と、そう考えただけで、
身体が熱くなるのを感じていたんだ。
………全く俺も、大概だぜ…(^_^;)