第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
ぐすぐす鼻をすすって泣いている…
もう~///調子狂うじゃん!
このパターンは初めてだよ(^^;
『嬉しそうだった』とか、
『あんな可愛らしい音、必要かな~?』とか、
そんなお小言を覚悟してたのに…
兄さん、おいくつでしたっけ~?
↑今年38歳です…
なのにさ…やってることはもう、その辺の女子よりも可愛くってさ(≧▽≦)
いちいちいろんなパターンで、
俺のツボを押して来るよね~♪
………あのぉ~…そろそろいいでしょうか?By:作者
…あっ、どうぞ…By:翔
「こんなのさ…平気になんなくっちゃ、いけないのに…俺、なんでか、やっぱ、やなんだよね~…」
「智…」
「ごめんね…翔ちゃん…」
愛しくて……
どうしようもなく目の前の存在が愛おしくて…
その背中を引き寄せて抱き締めた。
「智…そんなこと言わないで…仕事とはいえ、
智が誰かとキスなんかしたら、俺だって普通じゃいられないよ!
だからお願いだよ…そんな風に自分を責めないで~!」
「…えぐっ…えぐっ…ホントに~?…ぐすっ…」
「ホントに!!」
うるうるした上目遣いで俺を見上げる智…
何て可愛いんだよ~ヾ(≧▽≦)ノ
智の、思いがけない乙女な涙に、
俺はもうハート鷲掴み状態で…
なんとか彼の涙を止めようと必死になった。
「嬉しいんだよ~?智がやきもち妬いてくれること!!面倒だ、なんて思ったこと、一度だって無いよ!!」
↑この人、嘘つきですよぉ~!!
「ホント〜に??」
「もちろん!」
「こんな俺の事、嫌いになんない??」
「なる訳ないじゃん!!寧ろもっと好きになった!!」
「…翔ちゃん…」
「智…」
……いったいいつまで続くんだよ(-_-メ)By:作者
「じゃあさ…」
俺の胸から顔を上げた智が、
キラキラした目で見上げて来た。