第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
【翔side】
はあ〜……(-_-;)
上手いこと言って、さっさとベッドに連れてっちゃえば、こんな事にはならなかったのに……
スタートダッシュがまずかったか…( ´△`)
テレビはおろか、
雑誌の類いも殆ど見ない智は、
各テレビ誌が、俺とタッキーのキスシーンを、当たり前のように載せていることを知らない。
だからこのまま、知られないでいける!
そう思ってたのに……
まあ、別にいいんだけどさ。
何しろお仕事だし。
これが初めてでもないし。
今までだって、上島さんや、
相葉くん、健くんとだってしてきたしね?
別に智に観られたとしても〜?
やましいことなんか……
全然、ないしさ!
↑の割には、もうしどろもどろ(笑)
あ〜///(-""-;)
それにしても、こんなの拷問だよ。
怒った智の隣で……隣で……
ちらちら彼の表情を盗み見ると、
眉間にシワを寄せていたかと思うと、
急に笑ったり……
また、怒った顔したり…
その百面相が面白くて、
クスッと笑った俺に、すかさず智は、
「なにニヤ付いてんの〜?
そんなによかった?タッキーとのチュー」
「んな訳ないじゃん!」
全力で否定したのに、
智はふんっと鼻で笑い、小声で、
「どうだか〜?」
と言った。
全くさ〜、ホントにこの人のやきもち、
面倒くさいよね〜(´Д`)
俺への愛ゆえ…それは分かってるよ~?
分かってるけどさ…
あ~っ///もう直ぐ問題の場面が来るよな~
こんなことになるんなら、
先に話しとくんだったよ!!
後からバレタって方が、罪は重い…
///っていうか、罪じゃね~し///
俺、全然悪くね~し……(-ω-)/
………
あ、そろそろ、来る…