第6章 甘い夜のための刺激的なスパイス
相葉くんが、タッキー派だろうが、
櫻井翔派だろうが、
そんなことは俺にとっては、
ど〜でもいいことだ。
問題なのは……だ。
不自然に黙ったまま、
俺たちは画面を観ている。
二人の間にある10cm程の隙間に、
かなり早い秋風が吹き抜ける。
微動だにしない俺とは対照的に、
翔ちゃんは、そわそわしているけど、
そんなこと構ってやんないもん('ε')
俺を騙くらかしてベッドに誘って、
何とかして隠そうとしてたことを、
しっかりと、この目で見届けてやる!
↑兄さん、怖いってば…
タッキーの素晴らしさを証言する後輩たちのコメントを、
有吉さんが、面白おかしく紹介する。
それに対して、櫻井翔派は、
上田しかコメントしてない。
まあ、これも狙ってのことだろう。
その方が番組的にも面白くなる。
KAT-TUNの上田は、このところ急に
翔ちゃんに懐いちゃって、
『兄貴、兄貴』と、
やたらと翔ちゃんを崇拝している。
風磨と違って、妙にベタベタしないし、
なんなら、そういう輩から、
翔ちゃんを守ってくれる…
番犬みたいな存在として、
俺も結構、気に入っている。
まあ、俺には全然興味ないみたいだけどね…
ほら。
うちの翔ちゃん、優しいからさ。
KAT-TUNが一番悩んでたとき、
いろいろと親身になって相談に乗ってやっていたらしく……。
もう、翔ちゃんの言うことは絶対的に、
信頼しているから…
もちろん、ソッチの気はないから、
その点は心配ないしね(^^)/
まあ万が一、崇拝する兄貴が、
『ケツ貸せ』って言ったら、
『どうぞ、兄貴!』とやりかねないけれど。
↑止めれっ///(笑)
ま、そんな心配は、まず要らないからさ。
上田に限って、翔ちゃんが欲情するとは
思えないしね〜♪