第5章 こうなる運命
それから。
俺達は時々お互いの部屋に行くようになり、
まあ、所謂『そういう事』もした。
相葉さんは、いつも優しく、俺のこと気遣って抱いてくれた。
何もしないで、お酒飲んで、ゲームだけして寝てしまったり...
そんな付き合いが始まって、1か月ほど経った頃。
ファンクラブの会報の取材のため、5人で一緒にいた。
写真撮影やインタビュー。
控室でケイタリングを摘まんだりして、いつもと変わらない時間を過ごしていた。
長テーブルの向こう側では、
翔ちゃんと大野さんが、イチャイチャしながらカレーを食べている。
...全く。良くやるよ...
んで、相葉くんが、
「ニノ~♪カレーいる?」
俺の分も取ってきてくれるみたい。
「あ、うん...俺、ラーメン食うから...」
そう言いながら取りに行くと、
カレー食べる気でいた相葉さんもラーメンを作っていた。
「はい!ニノ、ネギ...」
「あ、ありがと.....って、そんなにいるかよ!!」
山盛りのネギに文句を言う俺に、
相葉さんは、
「俺も食べるからさ♪二人で食べればキスしても平気だよ~❤」
って...耳元で囁いた。
「バッ///」
不覚にも、一瞬赤くなった俺。
昼間っから、こいつバカかっ///
そんな俺たちを、じっと見ている人がいたことに、
俺達は気付いてなかった...
予定通りに撮影も終わり、今日の仕事はこれで終了。珍しく5人とも、これで上がれる。
「行こっか♪」
何の迷いもなく翔ちゃんは大野さんに向かって言った。
「うん❤」
いい年して、全く...
鼻の下伸ばしやがって...
「「お疲れ~♪お先に~」」
二人はあっという間にいなくなった。
残った俺達3人。
すると、潤くんが相葉くんに向かって、
ビックリすることを言った。