第5章 こうなる運命
それから、相葉くんとスーパーにより、
簡単に食べられるものを買って、
ケーキも買って、
ニノのマンションに帰った。
「おかえり❤早かったね」
ニッコリ笑って出迎えてくれたニノ。
ちらっと隣の相葉くんを盗み見ると、
デレッとだらしなく鼻の下を伸ばしてた。
....いつも思うけど、ベタ惚れ過ぎるわ..
買ってきたものをテーブルに並べ、ニノが冷蔵庫から出してきた一番搾りで乾杯した。
「「「は、お疲れ~♪」」」
「あ、これうんめっ!」
「うん、ホントにおいしい♪」
相葉くんと選んできた惣菜は、ニノにも大好評だった。
そりゃあそうでしょ!
だって、いちいち選ぶときに相葉くん、
「あ、これかずが好きなやつだ♪」とか、
「これ絶対気に入ると思うわ!」とか。
俺が提案したやつが気に入らない理由が、
「あ、それかずは食べないからいらない」とかさ...
いいじゃん!!俺と相葉くんで食べれば!!
もう、彼の食べ物を選ぶ基準が、
『ニノが好きかどうか?』
になってるらしく。
何だか二人の空間に行くのが、バカらしくなってたんだよね...実際。
今も目の前で、絶賛イチャイチャ中のふたり。
俺がいること忘れてるよ絶対...(-_-;)
「口についてるから、ドレッシング...」
「え~?どこどこ?かずが取ってよ」
「ヤダよ~...自分で取れよ~」
「だって、どこについてるのか、わかんないもん!」
「...しょうがないな~、ほら、ここ...」
相葉くんの口元に指を伸ばし、白いドレッシングを拭き取り、相葉くんに見せるニノ。
その指をすかさず口の中に咥えて、
「おいち❤」
と、相葉くん......
......(;一_一)...
アホくさっ///もう帰ろ...