• テキストサイズ

藍色の瞳【ONE PIECE】

第4章 再会



~一年後~


「もう行っちゃうのね…一年って短いわ~」

『うぐっ!痛い!ケイン、力強い!』


ケインに力強く抱き締められ、腕の中でもぞもぞと動く。

時は経ち、早くも一年。
レンは今、ケインや街の人達と共に港にいる。そう、船出の時だ。

この一年でレンは、強くなったと同時にこの街の人達とも仲良くなった。


「それにしても、本当にその格好で行くの?」

『だって、動きやすいから』

「あ~、もったいない」


ケインがボソッと呟く。

レンの今の格好は、ショートブーツにジーパン、フード付きの半袖に背中に刀を提げている。
因みにこの刀は、ケインから貰った物だ。
打刀で、"霧雨"と言うそうだ。

髪型はボーイッシュカットになり、前より少し大人びた雰囲気を纏っていた。


「あっそうだ、これを渡すのを忘れていたわ!」

『こっ、これ、ビブルカード!!!…と、サングラス?』

「念のため作っておいたわ!それとそのサングラスは目を隠す用よ!あなた一応、海軍から狙われているんだからね!!」

『逆に、怪しくない?…でもありがと!!大事にするね!』


そう言って、レンは貰った小さい漁船に乗る。
今日は良い船出日和だ!


「元気でいろよ!!」

「ちゃんと食べるんだぞ!」


街の人達の別れの言葉に笑顔で返す。


レンは港から船を出し、島から離れて行く。


『じゃ~ね~、みんな!!』


遠くでみんなが手を振ってくれ、レンも手を振り返す。


さて、冒険の始まりだ!

/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp