第7章 嫉妬。
玄関に響き渡る水音。
パーカーのファスナーは中途半端に下げられ肩からずり下がっている。
ブラは上にたくし上げられ、露出した胸が壁で痛いくらいに刺激される。
レギンスは中途半端にずり下げられ、下着は脱がされることなく横の隙間から指が差し入れられ、ぐちゅぐちゅと音を立てながらナカを犯した。
「こ…し…?」
「んー?ナカすげーよ?ひくひく動いて俺の指離そうとしないし。」
「な…か…いつもと…違…」
「だって文乃、激しい方が好きなんだべ?」
なぜ、そんなことを言うの?
孝支とのセックスはいつも優しくて物足りないくらい。
なぜ、激しい方が好き、って言い切ったの。
熱くなっていた身体が急激に冷めていく。
「俺とのセックス、物足りなかったんべ?
だったら俺が文乃が満足するセックスしたら、俺以外のところには行かないんべ?」
冷めた身体。
でも先ほどまで乱された身体は、孝支を受け入れるには十分なほど濡れていた。
「なあ、俺、ずっと文乃が好きだ。
俺のそばにいて?
俺の隣で、笑ってて?」
ぐぷぷ、と卑猥な音を立てナカに進入していく孝支の肉棒。
ソレは何も纏わずに私のナカを出入りする。
「待って⁈孝支‼︎ゴムッ」
「そんなのいらない。だって、必要ねーベ?」
そう言いながら孝支は私の腰をぐっと自分に引き寄せる。
ナカの角度が変わって孝支の肉棒が気持ちの良いスポットを擦る。
「ひっ!だめっ!」
壁についた手が何かを掴むように拳を握る。
「だめ?嘘だべ?さっきより締め付けてきてるのに。」
肉棒が動くたび、ぐぢゅんぐぢゅっ、と音が響き、恥ずかしさで余計に身体に力が入る。
逃げようにも、がっちりと腰を掴まれているのでただ喘ぐことしかできない。
孝支はポイントを掴んだようで、私のGスポットを何度もなんども抉るように肉棒を穿つ。
「だ…めぇ…も…!」
「俺もっ…ナカ…出すよ?」
「待ってっ!ナカにはっ‼︎」
ナカには出さないで。
そう伝えようと後ろを振り向くと、孝支の顔が見えた。
辛そうな、苦しそうな、泣きそうな顔。
その顔を見たら、言葉が止まった。
その後すぐ、奥を突かれイったと同時にナカに注がれた白濁。
私は、何をどうしたらいいのか
全くわからなくなってしまっていた。