第4章 2人きりでのイケナイ遊戯
「っ!…ふっ…んんっ!」
声とともにぱしゃり、ぱしゃりと水音が鳴り恥ずかしさが増していく。
「声、我慢しないと他の部屋の人に聞こえちゃいますよ?」
耳をくすぐるいつもより低く掠れた声。
それだけで身体がふるり、震えた。
「っ……じゃあっ…ベッド…いこ?」
「いやです。椎名さん可愛いんですもん。」
ほら
お湯の中、背面座位で突かれているだけでも限界なのに、灰羽くんはいつもは隠れた敏感な部分をむき出しにし、容赦なく爪でくりくりと弄ぶ。
「っあ!やあんっ!」
「声、恥ずかしいですね。それとも聞こえるようにわざと出してるんですか?」
「ちが…うの……」
恥ずかしさと、気持ちよさと、お湯の熱さで頭がふわふわしてきた。
口元を押さえていた手も緩んで、声が押さえられない。
ばしゃりっ
急にお湯から身体が引き上げられると私は、浴槽の縁にお腹をぐっと押し当てるようにして上半身を湯の外に出された。
灰羽くんは私の腰をぐいと引き寄せると、再び熱く硬いソレを私の中に埋めていった。
ぐずぐずに蕩けきった私のナカは何の抵抗もなく灰羽くんを最奥まで導く。
「はいばっ…くっ……あっ…こえっ…」
ふわふわした頭ではうまく考えることができない。
ばちゃばちゃと鳴る水音とともに突かれる、私の1番気持ちいいポイント。
このままどうにかなってしまいそう。
そう思った時に灰羽くんの声が降ってきた。
「椎名さんは俺のこと…どうおもってるんですかっ…」
熱に浮かされた頭ではよく考えることもできず、私は、今までに絶対口にしなかった言葉を…
そう、
禁断のワードを口に出してしまった。