第4章 2人きりでのイケナイ遊戯
「…灰羽くん……?」
「…えへへ?」
「えへへじゃないわよ…」
誤魔化すように笑う灰羽くん。
でも笑っても、私の腰に当たるモノの硬さは誤魔化せない。
私はわざとらしく灰羽くんの大きくなったソレに腰を擦り付ける。
「っねえ…灰羽くん?こんなにおっきくしてどうするの?」
「椎名さんっ…やめっ…」
がちがちに硬く、お腹まで反り返った肉棒は下手したらすぐにでも暴発しそうだ。
「出したい?」
私は体を反転させると、そっと肉棒を撫でる。
ぴくぴくと震えるソレは早くも限界だと私に訴える。
「出したい、ですっ…」
堪えるような顔で私を見る灰羽くん。
切なそうな顔が可愛くて、お腹の奥がキュンとする。
おねだり、たまらない。
私は灰羽くんをお風呂の淵に座らせると、浴槽の床に膝立ちになる。
そして灰羽くんの肉棒を目の前にすると、ためらうことなくぱくりと口に含んだ。
裏筋に舌を這わせるとびくびくと反応する肉棒。
流石に全部は口に入りきらないので、飲み込めるところまで飲み込むと口から出た部分を手で扱く。
股関節のラインをひくひくと引きつらせながら必死で堪える姿がたまらなく可愛くて、私はついつい意地悪をしてしまう。
先っぽを喉の奥で締めながら裏筋に舌を這わせると、耐えきれなくなったようで、色っぽい喘ぎとともに大きな手が私の後頭部を捉え、自分の肉棒をさらに奥へと導こうとしている。
これ以上は私が限界。
先ほど以上に喉奥を締め、じるっと音が鳴る位吸い上げる。
「っ…椎名さんっ…!でるっ!」
灰羽くんのその言葉通り、喉の奥に生暖かい液体が流れ、私は夢中になってそれをのみ下す。
手で扱きながら最後の1滴まで出させると、そっと灰羽くんの肉棒を離した。
「ごちそうさま。」
そう言って笑えば、すこし顔を赤らめた灰羽くんが私の脇の下に手を入れ、自分の方へと引き寄せる。
「俺だって…椎名さんのこと…」
「今はいい。ご飯までゆっくりしよう?」
至極残念そうな顔をする灰羽くん。
私は灰羽くんの首に手を回すとそっと声を耳に吹き込む。
「ご飯食べて邪魔が入らなくなったら…ね?」
そう言うと緩く身体をなぞっていた手が止まる。
「明日の朝まで時間はいっぱいあるんだから。」
引き寄せられた体をぎゅっと抱きしめた灰羽くんは小さな声ではい。と呟いた。