第2章 罪悪感
side灰羽
「帰らないから…」
そう言った椎名さんは震えていた。
まるで俺といるのが嫌だとでも言うように。
このまま腕の力を緩めたらきっとそのままするりと抜けだしてしまう。
だから俺はさらにぎゅっと抱きしめた。
そのときだった。
「…あっ……」
肩を抱くときに腕が胸に触れてしまったらしい。
偶然触れた。
それなのに椎名さんは小さく声を上げた。
「椎名…さん…?」
「ちっ違うの‼︎」
言い訳のように”違う”と”離して”を繰り返す椎名さん。
確認のようにそっと下着の上から胸を揉むと、椎名さんは下着の上からでもわかるくらい胸の突起を固くさせていた。
ああ。
もしかしてこの人…
「もしかして、抱かれたいんすか?」
びくり
椎名さんの体が震えた。
「旦那とシてなくて欲求不満なんですか?」
カッと椎名さんの頬が赤く染まる。
椎名さんの体を片手で抱きとめると俺はタイトスカートをたくし上げ、下着とストッキングの上から秘部を触る。
椎名さんのアソコは下着の上からでもわかるくらい熱く、濡れそぼっていた。