第11章 視感。
side灰羽
俺は細い腰を掴むと、椎名さんの身体を上下に揺らし始めた。
突き上げる度に叫び声のような喘ぎをあげる椎名さん。
程よく肉のついた胸がたぷんたぷんと上下に揺れるのはエロい。
そして奥を突き上げる度、痛いくらい俺の肉棒を締め付けていく。
「あっやっ!まっ…てぇ!」
「気持ちいいですか?椎名さん?」
「わかんなっ!も、わかんないっ!」
腰に添えていた右手を気付かれないように前に持っていく。
何をするか気づいたらしい赤葦さんがにやりと笑う。
それを見ながら俺は椎名さんの真赤に熟れた肉芽を指で摘んだ。
「ひっ…やぁぁぁあぁあ!」
瞬間的に締まる膣。
一気に煽られ自らも吐精する。
びくん、びくんと痙攣する身体をぎゅっと抱きしめながらさらに肉芽を弄ると椎名さんがいやいやと首を振り始めた。
「やっ!でちゃっ!」
「いいですよ?出して?」
膣の締め付けも、腿を閉じようとする力も、全部ねじ伏せ肉芽を捏ねると、椎名さんはナカの俺を締め付けながらぴゅくりと液を吐く。
それを見ながら俺はさらに肉芽を擦り、奥を穿つ。
「はいばくっ!止まんにゃい!」
俺が突く度ぴゅくん、ぴゅくんと潮を吐き出す椎名さん。
もう何もかもが可愛い。
気持ち良さに潤んだ瞳も
困ったように下がる眉も
快感で唾液をこぼしながら喘ぐ口元も
少し触れるだけで反応する真っ赤な胸の突起も
反り返る白い腹部も
細い腰も
真っ赤に熟れてひくひくと震える肉芽も
俺のを受け入れてくれる女性の象徴も
全てが可愛くて愛おしくて
俺は、椎名さんの感じる全ての場所を一気に刺激した。
「イ…くぅぅぅ!」
身体を反らしながら快感を貪る椎名さん。
いいよ。
俺なしじゃあいられなくなるくらい
ヨガリ狂わせてあげる。
だから、ずっと
俺のそばにいてください。
愛してます。
椎名…
文乃さん。
俺は達して体の力の抜けた椎名さんの身体をぎゅっと抱きしめながら、そう、思った。