第3章 青い春の謳【三成】
2人は、甘い幸せな余韻にひたりながら、腕枕をしていた。
「今までこんなに可愛らしくていやらしい美蘭様を見逃していたとは…なんと勿体無いことをしてきたのでしょう。」
「わたしも…求め合うのが…こんなに素敵なことだったなんて…知らなかった。」
ふにゃ、と笑ったその笑顔に、偽りはなかった。
「そんな可愛いことを言ったら…眠らせてあげられなくなりますよ?」
少し困ったように言う三成に、
もう迷いが消えた美蘭は言った。
「いいよ?眠らなくても。」
「……!!!」
…2人の夜は、まだ始まったばかり。
完
おまけ⇨