第3章 青い春の謳【三成】
「は…っ…美蘭さま…っ…」
「……ん…みつなり…くん…っ。」
褥の上で絡み合う、三成と美蘭。
三成は無我夢中で腰を振っていた。
「ふ…もう…果てます…っ。」
「…ん…っ…んん…っ。」
三成は美蘭の上で、なんとも気持ち良さそうな表情で、白い欲望を吐き出して、果てた。
「…はあ…美蘭さま…すみません…愛し過ぎて夢中で抱いてしまいました。ご無理をさせませんでしたか?」
まだ肩で息をしている三成。
すぐに美蘭を気遣って、愛しそうに美蘭の頬を撫でながら、様子を伺う。
「…うん。大丈夫だよ?」
ふにゃ、と笑う美蘭にドキリとした三成。
「愛しています。こんなに満たされた気持ちは初めてです。…それなのに…またこんな…。」
たった今、抱いて果てたばかりだと言うのに、
腕の中で可愛く微笑む裸の美蘭を見たら、すぐにまた男根が固くそり立ってしまった。
「もう一度…」
また熱のこもった視線で、美蘭を見つめる三成。
「…うふふ。でもダメでしょ?三成くん、秀吉さんに呼ばれてるんだから。」
三成の固い男根の感触を腹に感じながら、美蘭は、三成に言い聞かせた。
「ああ…そうでした。」
しょんぼりと落胆した三成。
「お仕事頑張ってね?」
「…離れがたいですが仕方ありません。行って参ります。」
二人は、暫しの別れを惜しむように口付けを交わした。
三成くんと想いが通じあって
身体も繋がった。
三成くんはすごく満足しているみたいで、
時間が許せば毎回、わたしを求めてくる。
わたしは
正直、少し気が重かった。
三成くんは、わたしが触れてほしいところに触れてくれない。
わたしも、…恥ずかしいし…上手くそれが伝えられないのがいけないのかも知れないけど、
毎回、身体がまだ準備出来ていないのに、三成くんの男根を挿入される。
乾いた膣を何度かこすられ、
その刺激で暫くすると蜜が沸き上がるから、三成くんは気持ち良さそうなんだけど…
終わった後、わたしの膣にはいつも、乾いたままこすられた刺激によるヒリヒリした痛みが残されているのだ。