第1章 -お部屋デート-(岩泉一)
はじめはわたしの胸元にキツく長く吸い付き、”他のトコも赤く”していった。
はじめのしるし…。
「あっ…ゃっ…ダメ…」
「は?なんでダメなんだよ?」
「恥ずかし…ぁっ…そん…な強く…やぁ…」
はじめはわたしの胸にたくさんのしるしを付けながら、はじめの大きな手でわたしの胸を包んで柔らかさを堪能したあと、その先の突起まで刺激する。
「ほら…ココもこんなんなってんぞ?ほんとにイヤなのかよ?」
「ひゃっ…んん…ぁっ…も…ダメ…」
はじめがわたしに与える刺激であり快楽は、わたしのツボを的確に攻めていた。
「全然”ダメ”って感じじゃねーな。」
「…っ⁈」
はじめの左手はわたしの胸を刺激したまま、右手はそのまま下に降りていき、内腿からスーッとわたしの大事なトコロを執拗に攻めはじめた。
「やっ…はじめっ‼︎まだ…ぁっ…ダメ‼︎」
「どこが”まだ”なんだよ?」
「そ…そんなトコ…ダメッ‼︎ぁ…っ…も…う…」
「”もう”…なんだよ?」
はじめはずっとわたしを見つめたまま、わたしに刺激を与えるのをやめない。
「やぁっ…はじめ…も…う…おねが…ぃ…」
「あん⁈何がだよ?」
はじめは右手にグッと力を込めた。
「やっ…ん‼︎イジワル…」
ジィッとはじめを見る。
よく見るとはじめもさっきより余裕のなさそうな…気がする。
「どうしてほしいんだよ?言ってみろって。」
「はじめ…」
「…っ⁈な…んだよ?」
視線で訴えてみたけど、はじめは何もしてくれない。
わかってるはずなのに…‼︎
「お願い…きて…。ナ…ナカ…に。」
やっぱり口に出すのは、いつになっても恥ずかしい。それでも、ゆっくり小さな声ではじめに告げると、はじめは少しだけ照れたように、でも、力強く頷いて、わたしから離れると、ベルトに手を掛け、器用に避妊具を付けた。
「痛かったら、ちゃんと言えよ?」
いつまでたっても言ってくれるはじめの優しいことばに、いつもキュンとしてしまう。
ゆっくりゆっくり…少しずつはじめをナカで感じる。
…チュ。
「…好きだ。」
「…っ⁈」
わたしの中がはじめでいっぱいになると、はじめがわたしに口づけをしてくれる。
それが合図となり、わたしたちは2人同時に果てた。
はじめの気持ちをいっぱい受け止めながら…。
---End---