第4章 -出張デート-(黒尾鉄朗)
「んんっ…ふぁっ…鉄…ろ…んん…」
「んっ…喋んなって…後で聞いてやるから…っんん…」
聞きたいコトがたくさんあるのに、そんなコトどうでもよくなってしまうくらい鉄朗のキスを浴びて、それだけで惚けてしまう。
「はぁ…すみれだぁ…。」
「やっ…んん…ダメ…」
鉄朗の舌がわたしの首筋を這い回り、ブラウスのボタンを外され、胸を触られる。
「ダメじゃないクセにー。」
「ダメ…だも…ひゃっ…ぁっ…なんか…今日…ちが…っ…んん…」
鉄朗の力はどんどん強くなっていき、ブラの中に手を入れてきて、両手でやわやわと胸を揉まれてしまう。
「ぁぁ…ホンモノのすみれのおっぱいやっぱスキだわー。」
「んっ…ぁ…っ…何それ?誰か違う人の触ったの⁈」
思わず鉄朗の両手を押さえ、ジッと睨むと、鉄朗は笑いながら否定した。
「なんでそーなるんだよ?この3日間我慢してたからだろー?」
そう言いながら、鉄朗は器用にブラを外し、片方の手を太腿に伸ばし、ストッキングをズラしていく。
「…っんん…ほん…とだ…我慢してたんだ…」
「…っ⁉︎」
わたしも好き放題されているので、お返しと言わんばかりに、鉄朗のベルトを外し、ズボンを脱がせ、ボクサーパンツをズラす。脱がさなくてもわかっていたけど、硬くなった鉄朗のモノに触れる。
「んっ…やべ…」
「…っんん…ぁっ…ダメ…」
やべ…とか言っているクセに余裕の鉄朗は、わたしの弱いトコを攻め始める。
「すみれ…触んなって…」
「だって…もう…欲しい…もん…」
「ふぅん♪すみれ、今日は一段と素直じゃん♪」
「鉄朗っ‼︎」
鉄朗のからかうようなニヤケ顔が止まらない。
「でも、オレも早くすみれと一緒になりたいかも♡」
鉄朗はスルスルと避妊具を装着しながらことばを続ける。
「オレだってこんないきなりガッツく気なかったのよ?紳士にサプライズする気満々だったのに、すみれが誘ってくるからー♡」
「さ…誘ってないってば‼︎」
ふざけてたのに急に甘い顔をしておでこに手を当て、優しいキスをしてくれる鉄朗…。
「…会いたかった。」
「…っ‼︎」
そんなの…わたしだって一緒だよ。
わたしは腕に力を込め、1ミリの隙間もなくすように、鉄朗を自分へと引き寄せた。
---End---