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俺らと粉モン食べへん?

第2章 濵田崇裕





傍に居るのが当たり前の関係って

幼なじみでよく言うやんか。




小さい頃から大きくなるまで。

頭の片隅ぐらいにはそいつがおって、
今何してんのかな〜って考える時とか。


実はこの俺にも一人おって





「ー、準備終わったかぁ?」

『はまちゃん!髪が〜…!』


うぅ、と半べそかいて出て来たは

アイロン片手に持って
ぐちゃぐちゃの髪の毛を見せた。


君は不器用だ。


洋服のセンスは神ちゃんレベルなのに

髪の毛のセットは下手くそで
いつもぐちゃぐちゃにしちゃう



「しゃあないな〜もう、やったる!」

『ありがとう!早く早く』



出来ないと泣くくせに、

俺がやってあげると言うと
すぐ笑顔を浮かべて


なんて言うか、


君はずるいよなって思う。



「どうしたらここまで酷くなるん?」

『私にも分からへんのよ…』



綺麗に整えてあげると、

君は嬉しそうに何度も鏡で確認して


『へへ、可愛ええ』


ね、はまちゃん。
と嬉しそうに俺を見てくる。


俺は君のその笑顔に弱いねんな〜〜。



「はいはい、早く行かんとな
もう時間まで10分前やで」

『え!淳太くんに怒られちゃうやん』



急いでよはまちゃん!と

待たせたのなのに
なんでか俺が怒られてる…







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