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俺らと粉モン食べへん?

第2章 濵田崇裕






めちゃくちゃ緊張した顔をして、
何回も何回も言葉を噛んで言った好きの言葉


付き合ってください


そっと上げた視線が私と合う。

ずっと憧れていた濵田センパイが、
照れくさそうに笑っている。



私はあの日から決めたんだ。


どんな濵田センパイでも、
私だけは嫌わず味方でいようって。



お人好しで頼まれたら断れなくて、
傷つけるのは好きじゃないから
怒ることはあまりなくて


だからこそ女の人達は彼に言いよる。




そうした中で私との時間は必然的に減り、

彼の心の中ではきっと
想像は出来ないけど傷ついたんだと思う




現に彼は泣いている。


のんちゃんと居るのは嫌やなぁ

いつかセンパイは言った。
彼はカッコええから自信なくすって。



『私はただ好きって気持ちだけで、
センパイと付き合ったわけじゃありませんよ』



それでもいいと思える恋だから



最低なセンパイだとしても、
浮気性なセンパイだとしても、


私がセンパイを好きであれば。

それだけで幸せなの





「…ちゃん、」


『私は、待てます。センパイのこと。
いつか私といて安心できると思える日まで
そっと遠くから待ちますから
必要な時、呼んでください。すぐ来ます!』



都合の良い存在でもいい。


慰めの為でもいい。
私とあなたをつなぎ止められるなら、


どんな手でも使うだなんて。


ちょっと悪いけれど



こんな恋でも幸せなんだから、
良しとしようじゃないか

















end.






ちゃんという彼女がいるのに、

フラフラしてたら俺が奪う



望が俺にそう言って、

流星が俺に対して最低な彼氏なら
彼女のこと貰ってってええんやな?


そう言い放って。


失う前に君のこと、つなぎ止めて、



俺のことが好きなんやと、
言われたなら。


都合良くお前の彼氏面なんかする俺に

ずっと待つなんて




恐ろしいぐらいの罪悪感で、

ぶっ壊れそうだった。











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