第2章 濵田崇裕
神山もちゃんの事が
好きだと相談された。
だから投げやりになってもうてた。
恋愛ってもっと楽しいと思ってたのに。
流星や望を見てて、
いいなあ〜なんて羨ましくて
だけどなんにも楽しないし
苦しくなるだけで。
涙やって勝手に出てくるし、なんなん。
『濵ちゃんは優しすぎるんだよ〜、
だから女の子に騙されるんだよ?』
「ええ?そんな優しないで?俺やって。」
そうや、俺はそんな優しくないよ?
『そうかなぁ…』
「こうしてちゃんにキスも出来る」
え?と驚いて固まったちゃんに
勝手にキスをした。
『…っ、濵ちゃんっ…』
「濵ちゃんなんて呼ばんといて」
そんな仲良しみたく呼ばれたら、
諦めつかへんやん俺
「どうや。俺のこと嫌いやろ?」
力なく笑った。
上手く笑えてたかな?
どうや、ちゃん。
「(さようなら俺の初恋)」
end.