第6章 藤井流星
あれから神ちゃんとは
めちゃくちゃ仲良くなった。
俺抜きで喋るしなんなん?
「…」
俺以外で楽しそうにすんなや
ムカつくやん、
は俺のもんやのにさ
「……」
『へ?』
「好きやで」
『う、うん?私も好きやで??』
「そうやなくて、好きやねん」
『ええ?やから好きやで私も
なんなん?りゅうちゃん…』
ゲラゲラ笑うが、
また神ちゃんの方を向こうとする。
「そっち向かんといて」
ぐい、と肩を引きこちらを向かせた
『りゅうちゃん…?』
「好きやから付き合うてや」
俺、お前以外好きちゃうし
付き合うならがええ
せやから、
神ちゃんなんて見んな。
俺の顔を見て幸せそうに笑ってや。
「なあ。ええやろ?」
俺のもんやから、
そろそろ俺のことを
好きになってええころやろ?
end.