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俺らと粉モン食べへん?

第6章 藤井流星






ゆる~いカップルだなと呼ばれ。

女の子には羨ましがられた



勉強が出来て運動も出来て、
優しくて少しの正義感も尊敬できる。


俺の、理想の人!



「靴箱開けたらな、こーんなにやで!
こんなにラブレターあってびっくりしたわ」
『書くの大変やろね』
「俺書いたんちゃうよ?」
『うん、ちゃんと読んだんやろ?』
「いっぱい好きって書いてた!」
『愛をいっぱい貰えて良かったなあ』



だけど一つ、不満をあげるとしたなら
彼女はヤキモチを妬かない


いつだって他人事のような、

そんな素振りで話を聞く



まあ妬いてくれたら、
愛されてるって感じれるけど。

でもな、ええねん。


「でもぜーんぶ、捨てたん」
『なんで?』
「好きな子おるから無理やもん!」


『ふふ。そっか。なら無理やね』



君は最後まで聞くと、

いつも嬉しそうに笑うから。


『りゅうくん、』

「んー?」
『私もね、告白されてん』


の話はいつも唐突。

隠し事は苦手やからと
俺には全て打ち明けてくれる

だけど言い難いことだと、

少し寂しそうな顔をした。




「だれに?」

『…』
「怒らんから言って」

『神ちゃん』

心配そうなその目の理由は、

こんな俺かて
なんとなくでも分かる。


神ちゃんは俺の友達やから






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